3Dプリント出力 粉末床溶融結合方式(PPS:ポリフェニレンサルファイド)RaFaEl Ⅱ 550C-HT / RaFaEl Ⅱ 300C-HT

強度、耐熱性、寸法安定性に優れる、PPS材料による3Dプリントの実現。

東レ株式会社が世界で初めて開発に成功した、耐熱性や機械的強度に優れる3Dプリンター用PPS(ポリフェニレンサルファイド)粉末材料「トレミル®PPS」による3Dプリント。

  • コネクタ
  • PPS GB サンプル
  • インペラ
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特徴:世界初の3Dプリンタ用スーパーエンプラ材料PPS

①高耐熱性

PPS(ポリフェニレンサルファイド)は、耐熱温度でカテゴリー分けされるところの、最上位グループに属する、スーパーエンジニアリングプラスチックです。
融点は280℃、荷重たわみ温度は、非強化PPSで116℃、ガラス強化PPSの場合は221℃となっており、3Dプリントにおける既存材料であるPA(ナイロン)と比較すると、非常に耐熱性に優れると言えます。

②高耐薬品性

PPS(ポリフェニレンサルファイド)は酸、アルカリ、有機溶剤などの化学薬品に対して優れた耐薬品性を有しており、200℃以下で溶解させる有機溶剤はありません。
しかし、濃塩酸、濃硫酸、硝酸、アミン類およびハロゲン化炭化水素が高温下で常時接触する場合には物性低下を引き起こす原因となります。

③高強度

PPS(ポリフェニレンサルファイド)は、強度においては、非強化PPSで55MPa、ガラス強化PPSだと64MPa、CF強化になると92MPaと、非常に高い強度を有し、最終製品、部品に採用することが十分に可能な材料となっています。

用途・事例:最適な産業分野、用途例

①自動車分野

コネクター(電子部品)
コネクター(電子部品)

PPS(ポリフェニレンサルファイド)は、特に自動車分野において積極的に採用されている樹脂材料です。
成型によって製造されていた部品で廃番になったものや、複雑な形状で部品点数を減らしたいケースなど、3Dプリントであれば、様々なケースに対応することが可能です。

②温水周りの部品

継ぎ手 イメージ図
継ぎ手 イメージ図

PPS(ポリフェニレンサルファイド)は結晶性が高く、また水との親和性の高い化学構造を持たないため、吸水率の極めて低い樹脂材料です。
そのためPPS樹脂は吸水による寸法変化や強度低下を起こし難い特長をもっています。
また、熱水や各種溶剤に対する高い耐久性も有しています。
その性質により、温水を通すパイプの継ぎ手などにも積極的に採用されています。

物性表

※CF強化材料の在庫状況に関しましては、お問い合わせください。

造形方法:粉末床溶融結合方式

粉末床溶融結合方式

0.1mmの積層ピッチで粉末PPSを敷き詰め、スライスデータの指定箇所にレーザーを照射してモデリング。
レーザーで焼結せずに残った粉末材料が焼結した部分を支えるので、サポート材が不要。ハニカム構造など、中空構造を持つ、高精度で精密なパーツやツールのモデリングに最適。

造形装置:RaFaEl Ⅱ 550C-HT / 300C-HT

RaFaEl Ⅱ 550C-HT / 300C-HT

スーパーエンジニアリングプラスチックの造形を実現できる、高温下における温度制御に優れた粉末床溶融結合方式の3Dプリンター。
この高度な温度制御テクノロジーに因り、PPS粉末による3Dプリント製品の高寸法精度を実現。

造形領域
(RaFaEl Ⅱ 300C-HT)
x300 × y300 × z400 mm

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