VEHICLE 車両分野

VEHICLEフロントバンパー検査用治具

3Dプリントと
高精度切削加工の融合

厳しい品質管理を要求される自動車の生産ラインにおいて、パーツの寸法精度を確認するため、様々な検査用治具(以下、検具)が使用されています。多くは金属製で重く、作業員の負担となり、生産性低下にも繋がります。当社では3Dプリントと高精度切削加工を融合させることで寸法精度の高い検具が製作できます。

加工方法

FDM(熱溶解積層方式)×SLS(粉末焼結積層方式)×切削加工 

材質

ASA(アイボリー)+PA2200(ナイロン12)

サイズ

800 × 400 × 80(mm)

お悩み・ご要望

お悩み・ご要望

  • 検具が重く、反復作業を行う上で肉体的に大きな負担となる
  • 大型で、3Dプリンターのみでは精度が出せない

ご要望

  • 作業者への負担を減らしたい
  • 検査用のため、精度もほしい

ご提案

造形領域910(x) × 605(y) × 910(z)mmを誇る大型造型機を使用して強度のベースとなる部品を一体造形しました。
また、枠部分は小分けに製作することで、万が一、破損しても一部のパーツのみの交換で補修が可能です。
なによりも、3Dプリントだけでは実現できない寸法精度を実現するため、高精度切削加工で仕上げることで±0.2mmの寸法精度を実現いたしました。
精度の実現により現場で実際に使用できる検具の樹脂化に成功し、大幅に軽量化(6kg→3kg)。作業者の負担の軽減と作業の効率化を叶えました。